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AIWABEATZ / Purple Light/Purple Heat(MIX CD)
¥1,650
東京を中心に活動するDJ/BEAT MAKER、AIWABEATZ氏によるMIX CD"Purple Light/Purple Heat"を東京/小岩のBUSHBASHのlabelより3/30(水)にリリース致します。 渇き切った部分に水が染み込む様に。 心地良さに曲がりくねり柔らかく揺らぐ、この作品のタイトルは"Purple Light/Purple Heat" original album"LIKE NO OTHER"、"LIKE NO OTHER 2"、そして7inch"Pearl Light / Rain"、さらにはpreparationsetのスクリューアルバムカセット"AIWABEATZ vs. preparationset"、“YAHIKO & AIWABEATZ”での配信リリース、そして他にも多くのproduceワークを水面下でも進めてきたAIWABEATZ。彼の豊かな音楽への愛情と広い視野から生まれてきた作品は、あらゆる音楽への敬意から派生しながらも良い意味で逸脱し私達を引き込んでいく魅力に溢れている。 その彼のひとつの大きな側面にフォーカスできるのが今作"Purple Light/Purple Heat"だと思う。SSWによる楽曲/フォークソングを中心にスクリュードされた楽曲達の生々しさ、その音の持つメロウさや響きが異常なまでに増幅されあなたの耳に届けられた時、それらは元々の意味を離れて全く新しいものとして価値を生み出す。 聴く度に曲/音楽の持つ要素の心地良さ、凶暴さ、そしてまだ私達の知らない何かがひっそりとだが確かに動いているの感じる。そう感じた時にはもうこの音楽達に引き込まれて繰り返し聴きたくなっている。そして聴く毎に印象は変わるだろう。時間、場所、気持ち、色々なものに密接に関係してその表情を変えるこのMIXは人それぞれの息づかいにも似ているかもしれない。誰のものでもない一人ひとりの感じ方があるはず。 内容とタイトル、そして作品の持つイメージを最高の形で具現化してくれたキュートなアートワークはWACKWACKによるもの。表裏、そして盤面に至るまで私達が用いる手法への愛情と人々への敬意を込めさせてもらいました。細かい部分までお楽しみください。 今作のリリースに至るまでの経緯は色々な事があり時間がかかりました。今はその流れがあたかも必然として感じています。それは私達が普段生きている日常の中で当たり前の様になっている"即物的"な考えに改めて対峙させてくれました。簡単に言えば何事もすぐに結果が出るものではなく積み重ねる事で本来の姿として表出するという事。 このMIXは音楽の魅力、そしてそれに携わるものの考えに改めて気付かさせてくれる素晴らしい作品であり、DJそして音楽家としての"AIWABEATZ"氏の代表作だと確信しています。 是非多くの方に聴いて頂けたらありがたく思います。 (text : 柿沼/BUSHBASH) 試聴: https://soundcloud.app.goo.gl/26CZ1MDWfUMi6AHX7 comment: ミクロからマクロを見る様に BUSHBASHに物言わず座る友人(音楽)を 紫光に翳された男が迎えに来た。 途方も無くデザインされた波の美しさの中へ耳を澄ませ 大きな放物線を描きながら終末を目指すと 彼は無抵抗に瞬間を永遠に変換した。 つまりはこの時、この男を座標にして世界の輪郭を把握していた。 奥歯を撓らす様な慊なさが柔らかにストリングスの震えを観測して 俺は今日、名古屋の河川敷からボブの言う様な”風”吹かれ たおやかな感情の原因をAIWABEATZに投射する。 (RAMZA) H-TOWNにあった深い酩酊手段としてのスクリュードをオルタナティヴな手法として押し進め 新たな音楽のケミストリーとして酩酊+サムシングを模索するAIWABEATZによるNEW MIX。 ストーナー化し足を絡めとられたアルペジオとパープルなストロークから生まれる低速サウダージ。 爪弾かれる一音、タムを打つ一音に溶けた鉛が絡みつくのだけど決してドゥーミーにならず、 むしろ少し浮足立つようにサスペンドさせてくれる粘着質で不思議な夢。 MICHIOSHKA(ebbtide records/SEMINISHUKEI) artist: AIWABEATZ title: Purple Light/Purple Heat format: CD Release Date: 2022/03/30 Artwork&Design: WACKWACK Recording: Hideki Yachi Mastering: Makoto Oshiro Release: BUSHBASH No: BUSHBASH 014 プロフィール: AIWABEATZ 西東京唯一のScrewed DJにしてProducer。 Houston Styleを軸にしながらもあらゆる45を33にSlow Down(Pitchは勿論-8だ)することで全く違ったトビを 生み出すことができる。特異なそのPlayに中毒者多数。 Screwed Is the Way of the Walk。 オマエもこの気持ちよさにやられちまいな。 2020年、プロデューサーとして多数のラッパーやシンガーらをゲストに招き制作した二作のアルバム『LIKE NO OTHER』『LIKE NO OTHER 2』をbandcampにてリリース。 『2』は翌年JET SETよりヴァイナル・エディションが出され、同作収録の「Pearl Light feat. YAMAAN, CHIYORI」「Rain (Kishi No Hi) feat. SEXY SAD I, 天野裕氏」がBUSHBASHより7″ヴァイナル化された。 また、二作のアルバムにも参加したYAHIKOとのタッグ“YAHIKO & AIWABEATZ”ではDOGEAR RECORDSより配信シングルを三曲リリース。アルバムも制作中である。 日本を代表するダブバンドである盟友preparationsetの傑作アルバム『perception』をスクリューmixした作品『no perception』もAVE | CORNER PRINTINGよりカセットリリースされ、話題を呼んだ。
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RAMZA / Pure Daaag(MIX CD)
¥1,650
※2nd pressとなります。こちらは到着次第発送させて頂きます。 名古屋を拠点に各地で活動する作曲家/音楽家であるRAMZA氏のMIX CDがBUSHBASHのlabelよりリリース。 名古屋を中心に各地でのライブ/DJ、そして彼にしかなし得ない独自の音楽を展開するRAMZA氏による今回のMIXはBUSHBASHをイメージして制作し、それぞれの楽曲の魅力も素晴らしいJAZZ / RAP / AOR / R&B / 電子音楽 / 現代音楽をはじめ様々な音楽がRAMZAという指揮者の元、代わりの無い要素として集められ一つの柔らかでありながら厳かでもある大曲が組み上げられたかのような内容となっています。 2020年から繰り返し起こる混乱と先行き不明な状況の下、日々のありえない混沌に慣らされ、ただ時間が過ぎていく中、考えや物事を具現化しアウトプットする、という行為が"自分達で作る事ができる未来"の一つの重要な要素になるのでは、という考えの元、素晴らしい音楽を形作り、提供してくれる音楽家であるRAMZA氏にMIXの製作を依頼しました。 MIXという形態はその人の考えや想いが張り巡らせられ、物事に対する捉え方、大きく言えばその人自体を表す一つの表現だと感じています。その中のテーマとしてBUSHBASHという場所を思い描いた上で選んでくれた音楽がこの並びで展開していく内容は、大きな意味とこれから起こるストーリー、まだ見ぬ景色を想像させてくれる映画のように感じます。 ジャケットのアートワークはMau Sniggler氏によるもの。Mau氏のアートワークにより今作が本来持ち得る意味を更に補完し、聴き/見る人に新しい何かを提示してくれるものになっています。聴き進めていく中でアートワークとの相互性はきっと多くの物事を想像させると思います。 今作は音楽のある場所で感じてきた/これから感じるであろう素晴らしさそのものであり、おぼろげでない確実に存在する多くの希望と未来に対しての答え、そして今の世の中に対しての提示です。 そしていつ聴いても色褪せる事のない作品。是非自分が選んだタイミングで向き合って聴いてもらえたら嬉しいです。 (text : 柿沼/BUSHBASH) -- artist: RAMZA title: Pure Daaag format: CD リリース日: 10/6 Artwork&Design: Mau Sniggler Release: BUSHBASH No: BUSHBASH 011 --- Ramza 名古屋を拠点とする作曲家。 HIPHOPを出発点とし、多くの音楽を踏襲した取り替え不可能なニューエイジビートを作る。 2021年3月「GOOPY DRY REMIXES」を発売。 2020年 FreeBabyroniaとのSplit EP「GOOPY DRY」をリリース 2019年 mini Album「sabo」をリリース。 2017年、AUN muteよりFull Album「pessim」をリリース。 2018年、東京, 六本木の”21_21 DESIGN SIGHT”で開催された「都市写真-ウィリアム・クラインと22世紀を生きる 写真家たち」ではTakcomのインスタレーションにてサウンドデザインを担当。 過去2度に渡るBoiler Roomの出演、折坂悠太の2nd Album「平成」のトラックアレンジメントからCampanella、 C.O.S.A. 等、数々 のラッパーへのビート提供。 BUSHMIND、tofubeats、レミ街、仙人掌、等のRemix work。類稀なるその音像で話題を攫った。
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OOPS / DEMO CD(CD)
¥1,500
大阪を中心に活動するバンドOOPSの前作発表後からボーカルが変わっての初の音源となります。 リリースはmouse。 ショート&インテンスであり全体を通して素晴らしくポップセンスに溢れる各楽器とボーカルが素晴らしい内容。 繰り返し聴きたくなる7曲入りの傑作です。 MV: youtu.be/70VGZlhCi2Q 以下infoより 大阪を拠点に活動、各種音源に続き2021年1月にバンド初のレコードフォーマットとなる7"EPをリリースしたOOPS(ウープス)。 その7"EPリリース後ヨコタミナミが新たなボーカリストとして加入、すぐさま楽曲制作に取りかかり新曲4曲/再録1曲をサブスクオンリーにて公開、 今回さらに新曲2曲を録音/追加、全7曲入りCDとして2022年6月mouseからリリース。 ファスト&タイトなハードコアの躍動、広大なキャンパスをフリーに彩っていくようなオルタナティブロック、 リズムの渦を歯切れよくステップするヨコタミナミのボーカル。 ここまでの道のりの延長線上にありながら、前作リリース時に予期されていたこれからとは同一線上になく、 現編成のパーソナリティで生まれるべくして生まれた、2022年OOPSの"初心"全7曲収録。 国内現行のPOST PUNK/ALTERNATIVE然としたバンドや、海外ではTHRILLING LIVING、FEEL IT RECORDS、LUMPY RECORDSあたりから リリースされるバンドをチェックしている方にも一度再生してもらいたい内容です。 OOPS are : (Vo) ヨコタ ミナミ (Gt) 川添 健太朗 (Ba) ジャガー (Dr) チヒロ Recording Engineer : ippei suda (LM STUDIO) Jacket Art Work : INKADDICTION Logo Design : MOYA Layout Design : HISSAN (SK8NIKS / HDW) "YESDES" MV Directed : hamaji (INFECTION FILMS)
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Moon Bomb / Basement Bluse Press(CD-R)
¥500
TIALA/ギニョルズでドラムを担当する吉野慎太朗君のソロプロジェクトであるMoon Bombの4枚目のアルバム"Basement Bluse Press"がフィジカルでリリース、入荷です。 コンスタントに作品をリリースし続ける中で今作は遂にRAPも収録されています。 そのRAPがまたとても良いので是非トラックとの相まった感じも楽しんで頂けたらと思います。 別角度から音楽を咀嚼して自分なりの言葉でするRAPは凡百のそれっぽいものとは比べられない意味があると思います。 トラックも今作はより情景が浮かぶ様で染み入る様なものが揃ってます。 ゲストボーカルにはWETNAPのCloshが参加。 masteringはpaap、design は、nob(炎、culture) が担当。8曲入り。 試聴 http://moonbomb1.bandcamp.com/
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YAMADAtheGIANT , NO!Z / The 2nd Chaotic Tour(mix 2CD)
¥1,200
※ケース少しひび割れの為、お値引きしております。ご了承の上ご購入ください。 infoより NO!Zくんとの共同プロジェクト『The Chaotic Tour』の第2弾がついに発売開始です!! 今回はテクニック不在のオールミックスマナーに対するアンチテーゼとして、アイソレーター、各種エフェクター、ぴゅんぴゅんマシーン、マイクなど使い倒し、プチラップや超ロングミックスも披露してやす。もちろん前回同様、塩化ビニール製のGrooveをぎっしり詰め込んだ2枚組す。DJ理論や俺イズムよりも、フロアで感じたアノ瞬間を純粋にぶち込んだつもりです。 「ロングセット感を表現する」ってのが1つのテーマなんで、第一弾のラストからも続けて聴ける展開にしてありやす。LIVErary以外の場所でロングセットする機会ってまずないんで、このCDで疑似体験してもらえれば幸いす。第一弾も各店再入荷していく予定っす。 録音からリリースまでに時間がかかったのは、音にあわせてジャケットを1から描き起こしてもらったからなんですが、時間をかけた甲斐もあり素晴らしいジャケットになりました。お互いが納得できるまで何度も書き直してもらったり、画像データの処理とかで心が折れそうになった瞬間もありましたが、最終的に形にできて感無量っす。盤面や中面も全て音にあわせてデザインしてもらったので、前回に比べてかなり凝った作りっす。選曲、テクニック、アートワークどれをとっても、現時点では一番の出来だと自負してやす。 ツアー内容は、サイケブレイクス~ハードコアバンドによる激レアディスコカバーといった狂気区域から、Y2K全盛時の空間プロッグ区域、MAADからKalabreseに至るネオシカゴ区域、Lift Boys(EYE)~CMTのXXXX区域、果てはBasement Jaxx~URといった疾走区域まであちこち経由する2時間強のサイケデリックダイブとなってやす。スピードの出しすぎには、ご注意下さいです。 それではみなさん良い旅を
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THE NOUP / Nexpansion(CD)
¥2,200
岡山を拠点に活動するバンドTHE NOUPの2nd album"Nexpansion"がリリース。 メンバーにはGOATでの活動や、Manisdron名義でL.I.E.S.からもリリースするVo/Drum 岡田高史も在籍。 肉感的でソリッド、そして緊迫感を纏い反復させながら展開していくリズムに、解放に向けて彩りを加えていくそれぞれの楽器、アジテイト感もある迫力あるボーカルが織りなす素晴らしきバンドサウンド。 ダンサブルであり解放/破壊的、しかしながらそれに留まらないバンドサウンドの魅力を提示している内容。引き込まれます。 先日disciplineよりリリースされたIN THE SUNとも同時代を感じる傑作。 試聴 https://youtu.be/tvma61zIwdc https://thenoup.bandcamp.com/album/nexpansion track list 1.Pregnant(9:05) 2.Geodesic(9:14) 3.IiOIVii(11:19) 4.Edge Communicate(8:49) Recorded,Mixed & Mastered by Shigeki Oka Artwork & Designed by Takashi Makabe(Zodiak)
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COMPUMA / A View(CD)
¥2,750
COMPUMA氏が作る、携わる音楽にはいつも多大な感銘を受ける。 彼が今まで蓄積してきた事は日本の音楽が精製され発展していく中で常々書ききれないほどの強い意味があると思って作品を入荷してきている。 例えばそれが"どんな音楽なのか?"と言った時に全然的確な言葉が見当たらないのも素晴らしい魅力の一つだと思う。 恐ろしいほどの濃密な音に集合体とその楽曲に中に封じ込められた集中力はいつも"恐ろしい迫力"に満ちている。 時折現れる隙間の様な展開が聴かせる密度。先入観に貶められた音を本来の姿に戻して聴かせてくれるその楽曲群はあなたの耳を通り体を通過してなんだかわからない何かを残すでしょう。 COMPUMA氏の作品を聴いた後はいつもこう思う。音楽は本当に素晴らしい、と。 世界的に稀有なこの作品が日本の各地のローカルなお店で販売されている状況も自分は特筆すべきだと思う。 是非あなたの好きなお店で買ってお聴きください! infoも必読↓ DJ/選曲/レコードバイヤーとして、さらにはスマーフ男組、その前身となったAsteroid Desert Songs、竹久圏(KIRIHITO)とのデュオ作品、話題のDJポッセ、悪魔の沼など、さまざまな活動を続ける COMPUMAがソロ名義初のアルバム作品をリリース。北九州の演劇グループ〈ブルーエゴナク〉からの依頼によって制作された2021年秋公演の演劇『眺め』のために作られた素材を元に、共同制作者のhacchi (Urban Volcano Sounds / David Soul )とともに作り上げた9曲+1曲、さらに内田直之によるダブ・ ミックス1曲を収録した11曲。マスタリングには中村宗一郎、そして、五木田智央/ 鈴木聖とCOMPUMA作品のアートワークにはおなじみのふたりによるジャケット、CD(デジパック+ブックレット)としてリリース。 1. Vision(Flowmotion In Dub) 2. View 1 3. View 2 4. View 3 5. View 4 6. View 5 7. View 6 8. View 7 9. View 8 10. View 9 11. View 2(Dub) track11 dub mix by 内田直之 マスタリング:中村宗一郎、アートワーク:五木田智央/鈴木聖 ついにCOMPUMAが待望のソロ名義初のアルバム作品『A View』を6月17日(金)に自身のレーベル 〈SOMETHING ABOUT〉から、CDリリースする。 2021年秋、北九州の演劇グループ〈ブルーエゴナク〉からの依頼によって制作された演劇「眺め」 (注1)の 為の楽曲を素材に、共同制作者のhacchi(Urban Volcano Sounds / David Soul )とともに 新たにアルバムと して作り直されたオリジナル楽曲9曲+ダブ・ミックス2曲、計11曲のオリジナ ル・フル・アルバム。 その縦横無尽なDJ / 選曲活動に加えて、2007年のアルバムがまさかの2021年にLP化となったスマ ーフ男 組、そしてその前身となったAsteroid Desert Songs、また竹久圏(KIRIHITO)とのデュオ作 品などなど、こ れまでユニット、そしてコラボ作品、リミックスなどのリリースも行ってきた COMPUMAだが、そのソロ名 義としては本作が初のアルバムとなる。最近ではDr.Nishimura、 AwanoとのDJポッセ、悪魔の沼も含めて、 海外のラジオショーでもそのプレイが話題になるなど、 注目を集めるなか、ソロ名義としては初のアルバム 作品のリリースとなった。 電子音やフィールド・レコーディング+α、その間に宿る空間も含めて、そのサウンドは様々な景色 を想起 させる、そんなイマジネーションを静かに刺激するまさに“眺め”の音楽。世界的に見ても、 昨今のアンビエ ント~IDMシーンで顕在化しつつある、ニュー・エイジ・アンビエント~環境音楽リ ヴァイヴァルの、その次なる流れにあって、唯一無二の存在感を放つ作品だ。 またアルバムに収録される2曲のダブ・ミックスだが、ひとつはシンガポールのレーベル〈Midnight Shift〉 から5月末にリリースされる、DJ行松陽介キュレーションによるコンピ『Midnight is Comin’』(注2)に収 録された楽曲「Flowmotion(IN DUB)」の自らによる新たな別ヴァージョン 「Vision(Flowmotion in Dub)」を、そして、本作収録の演劇「眺め」の為の楽曲「View 2」を、 LITTLE TEMPOやOki Dub Ainu Band、さらにはGEZAN 『狂(KLUE)』のミックスも話題になっ た内田直之がダブミックスを手掛けてい る。 マスタリング・エンジニアには、坂本慎太郎やOGRE YOU ASSHOLEなど、数々の作品を手がけて いるピー スミュージック中村宗一郎を起用。アートワークは世界的な画家で、国内ではMETA FIVE、TEI TOWAなど のジャケット・アートでも知られる五木田智央、そしてデザインは鈴木聖 と、これまでのCOMPUMA作品を 手がけてきたふたりによるプロダクトとなっている。(河村祐介) 未来と過去、その情景について― 「もはや自分が幸せにこの人生を終えられるかだけが、この人生の問題ではないのだな と考え始め ました。もはや目の前の絶望は半ば諦めて、自分の死後やもっとその先の未 来の、どこかの希望を 描くしか現実味(リアリティ)を保つことはできない。それは言 わずもがな、コロナだけが理由ではあ りません。」 本作は、私が主宰する劇団〈ブルーエゴナク〉の演劇作品『眺め』の公演音楽として制 作された楽 曲群を、制作者である COMPUMA 氏が新たに手を加えて再編集したものです。 上記の文章は、公 演の当日に配られるパンフレットに掲載した私の挨拶の一文です。 私は『眺め』の制作を通して「1000 年先の希望」について考えていました。コロナや 経済的な分 断、社会問題の数々、著しく想像力に欠けた今日の社会がこれ以上悪くなら ないように、いつかの 未来のために私は、おそらく私の死後に(しか)訪れ〈る/よう のない〉希望を描きたいと考えまし た。人はなぜ、芸術を作り、鑑賞し、関わるのか。 また、執拗に憎しみ、また、多大な感銘を受け るのか。それはこの世界において、フィ クションにしか託せない切実があるからではないでしょう か。その切実が鑑賞者に届い た時、今まで見えていなかったもう一つの現実の存在に気付かされる でしょう。自分が 見ている世界を食い破るような体験が芸術には可能なのだと、私は多くの芸術を 鑑賞し、 そして自身で演劇作品を制作することで実感しています。 『眺め』において COMPUMA 氏の楽曲群は、私の想像する世界に未来の粒子を含んだ風を 吹か せ、現前化される物語に抽象的な時間の流れを付与してくださいました。演劇では その形式上、未 来から過去まであらゆる時間が鑑賞者の目の前に提示されます。その仕 掛けに大きく作用していた と感じるのは、本作で最も象徴的な音。水面に水滴が垂れて、 それが波紋のように広がっていく音 です。うっすらと遠ざかっていくのに、どこまで行 っても消え去りはしない小さな波紋。それはま るで 1000 年先の未来から聞こえてくる ような音像です。 微かでも、希望が鳴り続ける世界でありますように。 『A View』までの道程に関われた光栄と、COMPUMA 氏への感謝を込めて。 2022.5.7 穴迫信一 ■コメント 森 俊二(222) いつも独特な世界を観せてくれるCOMPUMA。曲の展開していく時間の流れや寄せてこ ない感じが たまらなくイイ。今作も素晴らしい! 演劇の劇伴から派生したという本作、ミュージック・コンクレートのようでもあり、アヴァ ンな現 代音楽家の作品のようでもあり、環境音楽的であり、またCOMPUMA持ち味のス ペイシーさや間も あり、痛快。とにかく耳をそば立てたくなる。今までMix CDで聴いて いたCOMPUMAの美意識が 詰まっています。松永くん、出会ってから実は30年くらい 経ってますね。ソロでの初の作品リリー ス、本当におめでとうございます祝今後のご活動 も楽しみにしております。 Kaoru Inoue COMPUMAの作品やDJがこれからもわたしの音楽のよろこびかたをふくらませ、人生に たくさん のきらめきを与えてくれることを確信し、胸がいっぱいになりました。 LIL MOFO ■プロフィール■ COMPUMA 松永耕一、1968年熊本生まれ。ADS(アステロイド・デザート・ソングス)、スマーフ 男組で の活動を経て、DJとしては国内外の数多くのアーチストDJ達との共演やサポートを経なが ら、日本全国の 個性溢れる様々な場所で日々フレッシュでユニークなジャンルを横断したイマジナ リーな音楽世界を探求し ている。自身のプロジェクトSOMETHING ABOUTよりMIXCDの新たな提 案を試みたサウンドスケープ・ミックス「SOMETHING IN THE AIR」シリーズ、悪魔の沼での活動 などDJミックスを中心にオリジナル楽 曲、リミックスなど意欲作も多数。Berlin Atonal 2017、 Meakusma Festival 2018への出演、ヨーロッ パ・ラジオ局へのミックス提供など国内外でも精力 的に活動の幅を広げている。近年のリミックス/リリー ス・ワークは、OGRE YOU ASSHOLE「朝 (悪魔の沼 remix)」、YPY「Cool Do!(COMPUMA remix)」、 MAJOR FORCE PRODUCTIONS 「Family(COMPUMA Mx)、COMPUMA & 竹久圏 「Reflection」等。 一方で、長年にわたるレコ ードCDバイヤーとして培った経験から、コンピレーションCD 「Soup Stock Tokyoの音楽」な ど、BGM選曲を中心に、アート・ファッション、音と音楽にまつわる様々な空間で幅広く活動している。
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BOBBY OROZA / GET ON THE OTHERSIDE(CD)
¥2,695
SOLD OUT
ヴィンテージ・ソウル界の異端的歌手、ボビー・オローサ待望の新作登場!コロナ禍の体験を経て生み出されたまさに入魂の作品。繊細な甘い歌声、抒情的な歌詞、そしてコールド・ダイアモンド・アンド・ミンクが奏でる極上のR&Bサウンド。ボビー自身によるソウル・ジャズ的アプローチをもつギター・ソロも登場。何度も聴き返したくなる深みを湛えた話題必至アルバム! 「コロナウィルスで世界が止まってしまっている最中、父親であり夫であるボビーは何もしないというわけにはいかなかった。演奏ツアーに出ることもなく、スタジオに入ることもなくなり、ボビーは家族を養う為に、建設現場に戻りブルーカラーの仕事に従事した。ボビーは言う。「この仕事には感謝している。他に選択肢のない仲間が沢山いた」。ボビーは個人的ないくつかの苦難を乗り越えなければならなかったのだ。そして、その結果どうなったのか。自分のエゴや古い考え方、さらに新しい理解と新鮮な視点への試行錯誤など、ボビーが体験してきたことを元に、この新作『ゲット・オン・ジ・アザーサイド』が生み出されたのだ。」(オリジナル解説訳より) 試聴 https://youtu.be/mHk1kwuBN7Y 直輸入盤/歌詞対訳・オリジナル解説訳付 歌詞対訳:秋山絵里菜 <収録曲> 1. アイ・ガット・ラブ 2. ラビング・ボディ 3. ボビーズ・ニュー・ムード 4. ジ・アザーサイド 5. スーン・エヴリワン・ウィル・ノウ 6. ブラインディング・ライト 7. マイ・プレイス、マイ・タイム 8. スウィート・アゴニー 9. パッシング・シング 10. メイク・ミー・ビリーヴ 11. リアル・コネクション 12. スルー・ジーズ・ティアーズ
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DJ CRONOSFADER / THE VOID PT.Ⅱ(mix CD)
¥1,650
大阪を中心に活動するDJ CRONOSFADERによるmix CD、THE VOIDの第二弾がリリース。 目の前にあるもの、感じ方を表現する事で未知の広大なものを説明する術になる。自分が愛するものをしっかりと掘り込んでいく作業こそが事実であり揺るぎない物事であるという事をCRONOSFADERの音楽とDJプレイからは感じる。 厳しく書いたけどCRONOSFADERが作るmixには心躍らせる純然たるPARTYの側面と音楽の素晴らしさが詰まってる。 望まない喧騒ですら、それを最上位のあがる気持ちに変えてくれる傑作。 ジャケットの質感に盤面もお楽しみください。 ステッカー付き。
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CE$ / Looked Up(MIX CD)
¥1,500
CE$氏によるJAZZ MIX CDが到着です。 ある場面にふと流れてきた音楽がとても良く合ってると思ったりとてもアンバランスに感じたりする時があって、そういう事がとてもその時/瞬間を印象づける。 映画を見たり、本を読んでいて出てくる固有名詞やある音楽は風景や匂いまで思わせてくれて色んな要素がある場面は豊かで羨ましく感じていたけど、このLooked Upは多くの人にとって、そういった要素を持つ作品だと思う。コロナ禍の下の私達の希望は確かに存在し、少しの楽しみを忘れさせない魅力的な内容。 それぞれの曲に流れもとても良い、"あー、疲れた"って時に寄り添ってくれつつ少し視点を変えさせてくれるやっぱりCE$氏は凄いって一枚。こんな最中だからこそ是非。 マスタリングは徳能直也、デザインはZodiak 【PROFILE】 B型、乙女座、DJ、she luv it、Theodore Linus etc 2010年頃からMIXCD制作を趣味的に制作し、 音楽を介して出会った仲間と大切なモノを交換し合い日々を更新中。
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テニスコーツ Papa's Ear(CD)
¥2,500
2020年春のコンピレーション、さらにアンデルセンズとyumboのアンソロジーに続いての、ドイツMorr Music&Alien Transitorが贈る日本インディ音楽レペゼンシリーズ「Minna Miteru」の新作は、同シリーズにもキュレーターの一人として深く関わるさやと植野隆司によるデュオ=テニスコーツの2012年リリースの傑作『パパズ・イヤー』のリマスター&ボーナス・トラック追加でのリイシュー。 スウェーデンのエレクトロ・アコースティック音響トリオ、TAPE(テープ)が主宰するレーベル、ハプナより2007年にリリースされた『タンタン・テラピー』に続いてのテニスコーツとTAPEのコラボレーション・アルバム第二弾。スウェーデン・ジャズ・シーンの手練れ達をゲストに迎え、前作以上にテニスコーツとTAPEの有機的な融合も進み、繊細なアレンジが隅々まで施された、テニスコーツの膨大なディスコグラフィにおいても最上位に位置づけられるクオリティを誇る名作。入門編にも最適。 ボーナス・トラックとして、2008年にリリースされたテニスコーツとTAPEのスプリット7インチ・シングルから二階堂和美も参加したエンニオ・モリコーネのカヴァーなど2曲を追加収録。 試聴 https://youtu.be/STueLBBEB88 TRACK LIST : 日が昇る / Higa Noboru / The Sun Rises ひこうき / Hikoki / Airplane 空気の底 / Kuki No Soko / The Bottom of the Air パパイヤ / Papaya さっぽろんどん / Sappolondon ニュー・シーズンズ・デッド / New Seasons Dead ポー・フローデン / På Floden / On the River 砂漠 / Sabaku / Desert 誕生日の予感 / Tanjobi No Yokan / Expectation of Birth 濁る空気わるくない / Nigor / Cloudy Air Is Not So Bad Come Maddalena ※ ルーティー・ルーティー / Lutie Lutie ※ ※Bonus Tracks
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MASS-HOLE / cidre tape (CD)
¥1,980
長野/松本を拠点にrap,beatmake,dj等の形で活動を続けclassicを生み出し続けるMASS-HOLE氏によるBEAT TAPEがリリース。 cidreという名前を冠したタイトル.アートワークの印象がそのまま飛び込んでくるような苦味や甘さ、豊潤な味わいがpackされていく過程をも形にしている。 4編に編み込まれたBEATはそのものが意味する音としても行動する際の音楽としても機能して私達に多くのイメージと情景や感覚を与えてくれる。 以下INFOより 地元「wintown (松本)」 を根城にし、Kingpinz, 1982s, Four Horsemen, Brother Grim Leagueのteamに在籍し、rap,beatmake,dj等様々なattitudeにてヒップホップを体現し続けるmass-hole。 極め付けに2021年1月にwdsoundsから傑作の2ndラップアルバム「ze belle」を発表し、勢いは留まることを知らない。 そんな彼の2022年の最新2作品が「MIDNIGHTMEAL RECORDS」から発売決定! 本作はdj serow、senna、Acid,Pot Or Pillsが参加となるbeat tape「cidre tape」 ----------------- comment: 嵐のような雨が一掃された世界。抜けるような高さの青空が無限に広がる。夕暮れへと移り変わっていく陽光は溜め息が出るほど美しく輝き、時の流れを止めた。 このひとときを、刹那という儚さを、永遠へと導くMASS-HOLEのサウンド・マジック。 あらたなドラマの再生ボタンを押そう。 浜崎(TRASMUNDO)
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MASS-HOLE / buttefly dream (MIX CD)
¥1,500
長野/松本を拠点にrap,beatmake,dj等の形で活動を続けclassicを生み出し続けるMASS-HOLE氏によるMIX CDがリリース。 butterfly dreamと名付けられた本作はあらゆる類いの音楽が配置されることによって、不思議な物語性を感じさせる。 daichi氏による12pに渡るアートワークブックレットと共に想像力をかき立てられ、本作の持つ壮大で多くの意味合いを感じる力強くもしなやかな世界観に引き込まれる。 聴き終える頃には一つの映画/本を読み終わった様な気持ちになると共に音楽の持つ新たな魅力を感じるでしょう。 以下INFOより 地元「wintown (松本)」 を根城にし、Kingpinz, 1982s, Four Horsemen, Brother Grim Leagueのteamに在籍し、 rap,beatmake,dj等様々なattitudeにてヒップホップを体現し続けるmass-hole。 極め付けに2021年1月にwdsoundsから傑作の2ndラップアルバム「ze belle」を発表し、勢いは留まることを知らない。 そんな彼の2022年の最新作が「MIDNIGHTMEAL RECORDS」から発売決定! これはmixやbeattapeとも取れる奇作品!その名も「butterfly dream」! -------------- この作品のテーマは「孵化」とでも言うのだろうか? 「BPM」や「太い」「黒い」といったhiphop的な要素をすべて排除し、 mass-holeによって紡がれたrock、ambient,folk,psyche,country etcが一つの繭となり、一匹の蝶が誕生する。 そしてdaichiによる12Pにも及ぶブックレットがもう一つの世界を与える。 この作品を楽しむための現実は今でもhardだが、イマジネーションだけは源池の井戸のように湧き出てくる。
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abentis / Please, push play button again dad for you!(mix CD)
¥1,650
RCSLUM RECORDINGSのRoyalty Clubからのmixリリース今回は名古屋で活動するabentis氏による作品。 受け取ったものに複雑に入り組んだ印象を感じていても言葉にしてしまうと陳腐になってしまう場合が多々あって、それはとても悔しいのだけど、明確にわかりやすい手段としての意志表示でこの作品を聴いて持ってるって事はでかいと思う。 タイトルもこの制作にあたっての事を聴く前に読んでいたけど遥かにその意味合いに感じ入る事は大きい。 それにDJが音楽を選び、かけるって事の凄さ(マジックがかかるそれ)を体感する。 曲間の長さも自分は好きです。 フィジカルになる作品っていうのはやっぱり意味が詰まってる。 説明しすぎは野暮なので皆聴いてください。これ聴いて何も感じない人とは話たくないなって。 以下infoより 音楽から離れてしまった大切な友人の手が、もう一度再生ボタンに伸びるキッカケの一つとなれたら。 絶望や孤独の極限の環境に置かれても、楽な方へ流れる選択は捨てて、極僅かな持ち物と愛情は惜しみなく仲間に振る舞い、凛とした姿を見せて生きる先輩達に自分はこれまで幾度となくお世話になってきました。 そんな先輩達が拠り所とする音楽を教えてもらう度に、自分には漠然としか掴めないながらも心を打たれて、自分の居場所からは遠く離れた美しい景色の存在を知って、そこへ向かうように必死に生きる事で、気付いたら沢山の素晴らしい音楽や人との出会いが増えていました。 中でも最も眩しい方向を教えてくれた先輩と先日久しぶりに会った時に、色々な事が重なって音楽を求める事をやめてしまった話を聞きました。ショックだったけど、きっと一時的な事だし、またその手が再生ボタンに伸びるキッカケの一つとなれたら、と思い選曲しました。 自分の生まれ育った街・名古屋で最も気高く眩しい音楽を教えてくれるRCSLUM RECORDINGSのRoyalty Clubからのリリースです。お楽しみ頂けたら幸いです! abentis プロフィール 91年生まれ。パンクバンドでの活動やジャズの現場で働く経験の後、幼馴染のnazcaと共に曲を作り始め、cutting edge主催"BIG UP! TOKYO 2018"で審査員特別賞を受賞。 様々な縁が重なってRCSLUM RECORDINGSのV.A. "THE METHOD2 / KINGDOM COLLAPSE"に参加。 その後はYNG JOE$との"23" (4,6,7曲目)での邂逅をキッカケに、近い世代のビートメイカー、ダンサー、ラッパー、DJ、絵描き、写真家、料理家...etcと友達を増やし、名古屋を中心に様々なクラブ、ギャラリー、バー、アパレルショップ...etcでのオーガナイズ、ライブ、DJを精力的に行う。 2020年6月から主催を開始して、78回開催した"Hybrid Bass Freq"ではHIPHOPのみならず、ベースミュージックやダンスミュージックの中で最新の音響やスタイルを様々なジャンルの人間で持ち寄り、自由に遊びながら学ぶ場所を作り、10代から50代までがジャンルの垣根を越え、名古屋内外に跨って遊べる独自のシーンの形成に貢献している。 Nazca "Paradox" やYNG JOE$ "TOMEI"、そしてContakeit "WILLMA"への参加や、更なるrapperとの製作も進める一方、名古屋のハウスのトラックメイカーを集めたコンピレーション"GGGG Native Dancer Collection"シリーズへの参加や、自身のEPの曲をロンドンのWisdom Teethを主催するFactaやイタリアのPiezoがプレイする等、徐々に活動を拡げている。
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COTTONDOPE / MAROUDER’S TAPROOM (MIX CD)
¥1,400
SOLD OUT
Ska、Rocksteady、Soul、Hiphopを紡いだ日常と闘っている者を癒す極上のミックス。Marouder’s Taproom。ここはCotton Dopeが作り出した架空の酒場。日々の闘いの労をねぎらい、猛者たちがグラスを傾ける。血と汗と笑み。切れのいいラガーから漆黒のインペリアルスタウトまでと色々とりどりのビール。様々なジャンルの音楽がまるで杯を進めるようにスピーカーから次から次へと流れてくる。ジャンルは違えど一曲一曲、強さと優しさが共通して宿っており、Cotton Dopeの人間性が選曲を通して浮かび上がる。痛みと葛藤を背負っているからこそ表現できる優しさ。そんな感じのミックスです。-Sonny Schmitz COMMENT : MASS-HOLE あなたが聞いているmixcdにはどんな展開がある?例えば飲み屋からclubへとBPMで繋ぎ合わせたようなsmoothなmixであったり、生ぬるいmoodを切り裂くようなscratchであったり、強引に手を引っ張り、始発に急ぐようなcut inであったり。。。俺が今作、cottondope氏のmixcdで感じた展開とは「間」である。まるで暗転のような曲と曲の「間」から零れ落ちるヒスノイズ。でも、よく聞いてみて。その「間」からclubでの馴染みの会話や久しぶりに会うmymanとのグラスを重ねる音、常連同志の喧嘩も聞こえるから。そして、氏はいつも予想もつかないロマンスを詰め込んでくれるから。レーベルWDsoundsだっていつもそうだろ?あえて、midnightmealからcottondope氏のmixがでるってのも粋だね。 PROFILE : COTTON DOPE HARD CORE PUNK / HIP HOPを中心に作品をリリースするインディペンデント・レコード・レーベル/プロモーション・カンパニー、WDsoundsをRUN。文章業としてはアーティストのオフィシャル・プロフィールやレビュー、コラム ( OLLIE MAGAZINE「BLUE YES BLUE」 ELE-KING「COTTON DOPEの手記」)、インタヴュー等を不定期に執筆。のびのびとセレクトもやらせていただいております。
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NRQ / こもん(CD)
¥2,640
吉田悠樹(二胡)、牧野琢磨(ギター)、服部将典(コントラバス)、中尾勘二(ドラムス、サックス他)によるバンドNRQの5枚目となるアルバムがsweet dreams pressよりリリース。 言葉にできない喜びや悲しみ、色がつけられない感情や意識、物事を何か形にしたいと思った時に出来上がったのがこう言った"音楽"なんじゃないかと思うくらい自然でもドラマティックでもある作品。 私達の隙間に入り込んだ多く生に携わる事を否応なしに感じる素晴らしい内容。 意識を集中して磨き込む何かにもしている事を忘れてしまう様な呼吸の様にも思える。是非お聴きください。 以下INFOより 根なし草のルーツ・ミュージック・バンド、NRQの通算5枚目となるニュー・アルバム。 ヘヴィ・ロックからアコースティックな室内楽まで、4人が行き着いた共有知の音楽。 ワン・ツー・スリー、ツー・ツー・スリー……、遠くから聞こえるかけ声。読み聞かせるように弓弾かれるおごそかなコントラバスの独奏でスタートするNRQ、4年ぶりのニュー・アルバム(通算5作目)は、そのタイトルからも伝わるように、これまで以上に聴く者の足元へとつながり、広がりを持つ作品として完成した。 吉田悠樹のソロ・アルバム『ROAM』に収録されていたヘヴィ・ロック「SEIBU TRAIN」に、杉山明弘(DOIMOI)の天翔けるギター・ソロを加えながら、また他方では、故・鈴木常吉の作品としてすでに発表されていた牧野琢磨作曲の「雨」が、ここでは夢のようなアレンジを施したインスト曲「雨 Rain」として再演される。その両者をつなぐように、パワー・コードや身振りの大きなストロークでロック的なダイナミズムを随所にはらませつつ、しかし、その向こう側にはアコースティック・ギターの訥々としたつま弾きから、曲に応じてゲストを迎えたアンサンブルを一斉に芽吹かせる。「コントラスト」よりも「グラデーション」という言葉が似つかわしい色合いや季節の移ろい。そこには、静と動、聖と俗、隔離と自由、さらに、オンライン/オフラインを掛け合わせほぼ2年に渡った制作過程も横たわっているに違いない。「5枚目のアルバムはそのままコロナ禍の記録」とメンバーの牧野は言う。 「コロナ禍においてリアリティのある制作方法をとりたかった」(牧野)と語る通り、本作は、10曲中5曲はオンラインでのデータのやりとりによるリモート録音、もう5曲は1日だけレコーディング・スタジオを借りてベーシックが録音された。加えて、10曲中7曲はメンバー自身がミックスを担当。結成15周年を迎えるなか、過去のどのアルバムとも異なる手触りをもち、今もなお新鮮な興奮とときめき、そしてスリルを感じさせる作品となっている。 また、山口こすもの写真を収録した加瀬透デザインによる24ページのフルカラー・ブックレットが付属する。 曲目 1. あの丘のむこうがわへ 2. sotetsu 3. 六道の辻 4. 雨 Rain 5. ポヤイスの春 6. SEIBU TRAIN 7. minato 8. アサカ・ン・ムード 9. 第四間教室 10. ポヤイスの冬 NRQ(ニュー・レジデンシャル・クォーターズ):正式グループ名に「新興住宅地」を意味する「New Residential Quarters」を冠し、略して「NRQ」を称する4人組インストゥルメンタル・バンド。2007年に吉田悠樹(二胡)と牧野琢磨(ギター)のデュオとして活動をスタートし、その後、コントラバスの服部将典、ドラムス、サックス他に中尾勘二を加えて現在に至る。これまでに『Old Ghost Town』(swi, 2010)、『のーまんずらんど』(My Best!, 2012)、『ワズ ヒア』(P-Vine, 2015)、『RETRONYM(レトロニム)』(P-Vine, 2018)の4枚のアルバムをリリース。結成15周年を迎える2022年には、通算5作目となるアルバム『こもん』を発表する。 試聴 https://soundcloud.com/sweet-dreams-press/nrq?utm_source=mobi&utm_campaign=social_sharing アーティスト:NRQ タイトル:こもん カタログ番号:SDCD-054 発売日:2022年5月25日 収録曲数:10曲 パッケージ::CD(ジュエル・ケース+24ページ・フルカラー・ブックレット) ゲスト:MC.sirafu(synthesizer)、遠藤里美(accordion)、 おきょん(percussion)、杉山明弘(electric guitar) デザイン:加瀬 透 写真:山口こすも マスタリング:宇波 拓
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EL-QUANGO / LOST MOMENTS(mix CD)
¥1,650
ゆるやかなリズム、ビートはキープ」──DJカルチャーが用意するのは、穏やかな生活のための空気感も あるのだ。そんなことを感じる本作は、昨夏、新レーベル〈Search of MANY〉を設立したEL QUANGOによるミ ックス。1990年代初頭より、下北沢スリッツのスタッフやKING OF OPUSのメンバーを経てマイペースに活躍 してきた、その音楽性がじわりとにじみ出ているのではないだろうか。 ミックスの頭を飾るのは〈Search of MANY〉の第一弾となった7インチをリリースしたロボ宙のMC、実はこの イントロのビート、EL QUANGOとも生前親交のあった故マジアレ太カヒRAW参加の秘蔵音源。マジアレ太 カヒRAWと言えば、14年の時空を超えて、2007年のアルバムがまさかの2021年にLP化で再発見&フレッシ ュな衝撃を与えたスマーフ男組のメンバー。そんな彼の貴重な音源からスタートするのだ。ここにはじまる1 時間はブレイクビーツやエレクトロ、レゲエ、ダウンテンポのグルーヴがダブのベースラインを伴って進み、 適度にダンサブルで適度にリラックスした、アゲすぎず落とし過ぎずなライトさも忘れない。その塩梅の良 さが心地いい空間を作り出す。中盤には、前述の〈Search of MANY〉のロボ宙とのファースト・リリース、その 未発表のヴァージョンも収録されている。ちなみにこの曲のもともとのトラックはジャパニーズ・テクノ黎明 期よりPC-8やInterferonなどで活躍したハゼモトキヨシ、そのアクチュアルなプロジェクト、Sigh Societyの作 品を元に作られた“ヴァージョン”で、7インチではロボ宙によるラップのAサイドと、インスト・ヴァージョンと なるBサイドにわけられていた。ここではその両方の要素で構築されたエクステンデッドで未発表のロング・ ヴァージョンが収録されている。またミックス最後にはKING OF OPUSこと、最近では本人名義でのギター・ア ンビエントなども発表した朋友、Naka Tomizawaのメロディカによるこちらも未発表音源となるアウトロを 収録、残像をかき消すかのようにして本ミックスは終わりを告げる。 OFFをONする、そんなゆるやかさとダビーな余韻が交叉する、マイペースへと“戻す”ミックス。生活と仕事、 日常と非日常、リラックスと緊張、そんな高低差がどこまでも地続きになってしまったポストコロナ禍の、パー ソナルなチルアウトを引き寄せるダウンテンポ・ミックスとも言えるかもしれない。 聴き終えると、おそらく反芻するように、ロボ宙のリリックが頭をループするだろう──「今日はどんな日に?」 (河村祐介) ・ 冒頭のフリースタイル具合にやられたのも束の間~自分の中に存在するニューウェイビィ~な部分が完全に目を覚まして、気がつけば記憶と時間がDUBWISEされ てました。ひんやりとハッとさせられ静かに刺さる珠玉のMIX。(KEN KEN) 例えばダンスミュージックの12インチのB面2曲目に入っているような、レコードディギンの岩間に隠れた徒花 だが奇跡的に普遍的な魅力を持つ楽曲たち 通底するDUB感覚 サブスクAIからは導けない音楽愛に満ちたこのMIXは形にして残すべきだと思いました。(NOOLIO)
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ISAZ / MUSK(MIX CD)
¥1,430
名古屋を中心に活動するBEATMAKER/DJであるISAZ氏のMIX CD"MUSK"が自身のレーベル、OFFICE MIYATAからリリース。 ISAZ氏の近年のリリースを聴いていてその独特の浮遊感と提示されるメロウネスは本当に独自なものだと感じる。頭で考えられているだけでない体感すべき"揺れ"と徹底された前述のイメージを集めた感覚はコズミックだと言える。 選曲、ミックスワークの裏にしっかりと在る狂気は相変わらずで私は遊びに行った場所でこんなDJを聴いたら自分を見失いがちになると思う。色々な地域に色々な音楽家がいてそしてISAZ氏の音楽はとても唯一無二である。 以下infoより 名古屋のビートメイカー/DJのISAZが妖艶な音色の詰まったミックスCDR「MUSK」を自身の主宰するOFFICE MIYATAより100枚限定リリース。 RC SLUM/ROYALTY CLUBよりMIXCD/ビートテープのリリースやRAMZAとの共作、自身の作品をNice&Smoothに発表し続けるビートメイカー/DJのISAZが自身主宰のOFFICE MIYATAよりNewMIX“MUSK”を100枚限定CDRフォーマットにてドロップ。 心地の良い鳴りのHip Hop,R&BやSoul,Tropicalからビートミュージックに自身のBlend/Instrumentalまで、Mellowダダ漏レイド・バック推奨LiveMix。 妖艶なMUSKの香りの様に空間を最高なMOODへと支配する約54分間のSoundMovie。 目を閉じて大音量での再生がお勧めです。 早乙女 京香 -- ISAZ OFFICE MIYATA / FLATTERY GANG / G HOUSE SESSION / BCL 常にFresh&Classicを追い求めるBEATMAKER / DJ。 独特の浮遊感と美しさ、そして絶妙なループ感覚は唯一無二。
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DJ HOLIDAY / COUNT TIME(MIX CD)
¥1,500
SOLD OUT
※4/25着の発送となります。ご了承ください。 DJ HOLIDAYによる2022新作MIX CD "COUNT TIME"がリリース。 何かから抜け出そうと必死になればなるほどますます出口は遠くなり全てからの距離は遠くなってしまう、そんな虚しさを感じる日々に届いた本作の内容とタイトルについてとても考えさせられている。 どんな、というよりその人が選ぶからこそ確かな意味を持つ音楽が鳴り出すと少しだけ絶望していた何かに光が射す。 大事にしていた何かを守り続ける事ができるか。そういう事を自問自答している。考えは尽きない、自分にとってそして多くの人にとって大切な作品になると思う。 WD soundsからの文章も掲載させて頂きます ステージに、バックヤードに、コーナーに、ブロックに今も佇むSOULが歌い出す。磨き上げられた不屈のSOULが歌い出す。誇りを持って生きることの大切さを編み込まれた曲が伝えてくれる。膨らんでいく思い、踊り続けよう。
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COTTON DOPE / RIVERSIDE READING CLUB(mix cdr)
¥1,000
COTTON DOPEによる4/16にBUSHBASHで行われたRIVERSIDE READING CLUBの為のselect作品が到着です。 jeff parkerから始まる本作はRIVERSIDE READING CLUBの一つの面を音楽のチョイスで表したような多種多様な意味合いをパックした内容。 ある時間枠の中でも変わっていく私達の気持ちに寄り添うように心地良く静かにあげてくれるselectです。
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WDsounds x WACK WACK "WISDOM T-SHIRTS"
¥6,600
昨年開催されたWDsoundsによる"WISDOM"。その際にWDsoundsとWACK WACKにより製作されたPOSTERのデザインのT-shirtsがリリースです! 今回は同デザインのステッカー+WDsoundsの音源を収録したサンプラーCD-Rのセットも付属。 最高のデザインのshirts、ポスターの良さとはまた違う身に付けられる楽しさ是非どうぞ。 SPECIAL : T-SHIRTSのデザインのステッカーとWDsoundsのサンプラーCD-Rが付属します SIZE : S, M, L, XL, XXL BODY : WHITE / SHAKA WEAR の7.5Oz SUPER HEAVY BODYを使用してます。
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TRIADOF13TH / 曲がり角 ニオイ 夢の夜(CD)
¥1,500
GOUM, JDOW, MACROCHORDZ, PARALYZED、AKBK、ENDON、PRAYMATE、suthpire、Whales、ZENANDS GOTS、extremeOBSNのメンバーによるバンド、TRIADOF13THによるアルバムが到着です。 凶暴さと衝動性、それにザラついた雰囲気が全編を覆うサウンドは新しい形のJAPANESE HARDCOREだと思います。メンバーとお話しさせて頂き納得した音楽性のイメージのひとつ、SWINGKIDSやCRIMSONCURSEなどのサンディエゴのインテンスさとロッキンで爆発的なハードコアサウンドが合わさるというかひとつのものとして形になっている希有なバンドだと思います。ライブでのフリーフォームな演奏も終始緊張感が張り詰めた素晴らしさで現在進行形の音楽の危なさに溢れています。録音 / ミキシング、アートワークもメンバーによるもの。是非今聴いて現場で見てほしいバンドのひとつです。 01. ライト 02. マイナー 03. ホープ 04. BLUNT | THE3RDWAVEOFDIRTYROOSTERS 05. シング 06. レモラ 07. COCLEA | THE3RDWAVEOFDIRTYROOSTERS 08. ボート 09. マジック 試聴 https://triadof13th.bandcamp.com/track/--4
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寝木裕和 / LUZ (CD+mix cdr)
¥2,200
KORAKORAで活動していた寝木さんの世界旅行を経て制作された柔らかく心地良すぎる音源が入荷です。ご厚意で寝木さんによるブラジル音楽mix cdrも付きます! 孤高の唄歌い、寝木裕和。日本中を旅し、果ては地球の裏側、南米大陸に行き、そこで約半年間音にまみれた。帰国してから初めての音源集。 東京にてファンキー・サイケband「KORAKORA」のギタリストとして活動、各地でライブを繰り広げる。 その間、某アングラロードムービーにシタールで参加したり、元CANのダモ鈴木氏と即興ライブしたり、 ギタリスト西川進氏のアシスタント・スタッフに参加したりと、音にまみれた毎日を過ごす。 2018年、ギター一本持ってブラジルを中心に南米計6カ国、約半年かけての音楽探求の旅に出る。 今までの音楽感、人生感を根底から変えられるような経験をする。 そして今回帰国してはじめての音源集。ミックス&マスタリングを中村宗一郎氏が手がけている。 試聴 https://youtu.be/uKUcZoS2Isc 1.道端の微風 2.最初の気持ち 3.潮風にふれて 4.Along The Way 5.歯車の国 6.池間の主 7.石ころとハンバーガー 8.酒場の妖精 9.夕焼けごしの肩車
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DJ CRONOSFADER / THE VOID(MIX CDR)
¥1,300
SOLD OUT
大阪を中心に活動するDJ/BEAT MAKERであるDJ CRONOSFADER氏による2022年3月11日にリリースされたMIXがBUSHBASHへ入荷です。 リリース日に出演して頂いたS11KでのDJも路上で舞い散る埃と塵の間から湧き起こる輝きのようで本当に素晴らしかった。そんな現場感とmadなHIPHOP/RAPの魅力が存分に盛り込まれながらタイトかつDIRTYでありギラつきに溢れたMIX。 新しい曲達と2010年代のCRONOSFADER氏のclassicが飛び交う内容は彼にしか出来ない選曲とmix skillに彩られた軸のブレない完全体の一枚。 過去のMIXの良さも素晴らしいですが毎回それを超えるまた違った一面というか他の人では絶対にならない視点で組み立てられる内容は最高です。 DJ CRONOSFADER 1984年生まれ、2001年頃からDJ活動を北陸、金沢を拠点に開始。 現在は大阪を拠点に、自身が主宰のパーティ(THE VOID)を中心にCLUBでのDJ PLAYや、RADIO SHOW、MIX CD をリリースするなどと活動している。 State Your Name , Midnight Witness , Candy Eyeball , Heads or Tails , Outta Control , Nowhere 等といった新譜を中心にした独自の選曲で作られたMIX CDにも注目して頂きたい。 MIX CD 以外の 作品といえば2019年頃にMPCを購入し、ビートメイキングを始め、 2021年3月には自身初のインストルメンタルコレクション"It's Just Begun" を発表している。