ICHISAN / EXTRA BALL(12")
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スロヴェニアのプロデューサー/DJ/フォトグラファーであるIgor SkafarことIchisanは、ロンドンのAirtight Recordingsから2008年にリリースした12インチ“Global Pillage”でソロ・キャリアのスタートを切るや、同作がエレクトロ・ファンクの巨匠でもあるリエデット・マスター、グレッグ・ウィルソンや、プリン ス・トーマス、リンドストローム、トッド・テリエ、ビョーン・トシュケといったノルウェー・ディスコのトップDJたちにもスピンされたことで、一 躍ニュー・ディスコの新星としてシーンにその名を轟かせる存在となった。
近年、ニュー・ディスコはアンダーグラウンドなダンス・ミュージックの潮流の中でもとりわけクリエイティヴな実験場のひとつとして機能してきた が、Ichisanにとってもそれは例外でなく、Eskimoのコンピレーション・アルバムへ提供した楽曲「Jugoton」や同郷の Nakovaとの共作アルバム『Yugo Tempo』などにおいても、コズミックやバレアリックといったタームを通過しながら、特定のカテゴリーに偏り過ぎることのない彼特有のディスコ・アマル ガムを一貫して聴くことができる。そして今回、catuneから初めてIchisanが国内に大きく紹介される契機となるであろう一枚が、本作 『Extra Ball 12"』だ。
ヴィンテージなハードウェアがふんだんに使用された贅沢なプロダクションが早くも堪能できる表題のA1は、端正なエレクトリック・ブギー経由の ニュー・ディスコ・トラック。本作では、全編を通してオーバーハイム・OB8、ローランド・Jupiter-6、Juno 106、TB 303、SH9をはじめとするマシン類のサウンドが大きなウェートを占めており、シンセ・フリークの欲求にも大いに応える内容と言えるだろう。レイヤーさ れていくアルペジオがバレアリック度高めなA2は輪をかけてシンセ・オリエンテッドで、野太いシンセ・ベースのグルーヴとウワモノのフィルタリン グがアシッディーなB1、メロディアスなエレクトリック・ベースとメインテーマ、クラップと後半からのパーカッションがクラシック・ディスコへの オマージュを感じさせるB2と、いずれもオリジナル・トラックながらIchisanの多彩さが反映されている。こうしたさりげなくブレンドされる 弦楽器とシンセの絶妙なバランス、そして単なるDJツールに収まらないある種のキャッチ―さには、キャリアの初期ではいくつかのバンドでギタリス トを経験してきたというIchisanのバックグラウンドが影響しているのかもしれない。なお、Ichisanはプリンス・トーマスの Internasjonalから今年リリースの予定があるとのことで、この界隈に興味のあるリスナーは引き続き注目しておく必要がありそうだ。
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ソングリスト
Disc A
1. Extra Ball
2. Trans Atlantic
Disc B
1. 20/44
2. Triglav
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