
moanyusky / scapes album(CD)
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piano and forestよりリリースされた、奈良を中心に活動する音楽家moanyusky氏の作品"scapes album"が到着です。
空間を満ち満ちて交わっていく色とりどりのシンセとリズムがうむ高揚感そして不思議な安心感とその裏側のあるその人の存在を感じる作品です。テンポや曲調のそれぞれの本当に多種多様であり、だからこそ一貫していると強く感じる一枚です。
頭山さんの写真、Phoneheadさんの文章と、ともに手にとって物事とそれに対する思いを感じることができる、何度も言うけど"作品"。
以下Phoneheadさんによる文章、是非お読みください
このCD albumはprivate synthesistとして短くないキャリアを持つmoanyuskyの1st full lengthである。
今も続く作家の音楽家人生の2000年前半から現在にいたる約10年間に制作された音源に対して、「album」という、今やゾンビ化したフォーマットへの組成を念頭に編集された作品であり、制作チームは3年がかりでそれぞれバラバラの制作時期や記録媒体やスタイルを持つ楽曲群に対して、各々の関連性について熟慮し、温度を計測し、多重に重なるレイヤーの奥にうごめく音楽霊のようなものを凝視した。これらの行程の進行は、高層ランドマークタワーにかかる霞が徐々に晴れていくようでもあり、また、昨夜確かに掴んだはずの海岸の砂が一夜明けると石灰に化けてしまうようでもあった。そして、どの都度にあっても揺るがないこの音楽の快活な錯乱に眼を回しながら、幾つもの骰子が振られ、札が切られたが、音楽は他の何者にも其の座を空け渡さなかった。音楽は音楽であり続け、時は満ち、遂にはコンパクトディスクに焼き付けられこうして目の前にある。
ところで作家自身は自らの音楽を「ambient down」と標榜し「街の音」と形容している。このことを十全に説明するには膨大な別項を要するのだが、特定の楽曲形式が持つtoneとgrooveにその由来を持つ。
本作はと云えば、音響を担当したgenseiichiが探し当てた入射角度と、意匠を担当した頭山ゆう紀が用意した反射角度の交点にあったものは、ambientの訳語である「環境」や俗訳である「雰囲気」というよりも、確かな明確性をもって「景観」であったので、そのままをタイトルとした。
景色は常に連鎖している。例えば黄ばんだ夕暮れが青い夜をつれてくるようにして。
驚くべきことにこれは夢ではない。
2015年5月、
moanyuskyとpiano and forestより、
初夏の宇宙へ。
scapes albumをいま開きます。
(piano and forest)
Format:CD
Label:piano and forest (JP)
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