1/1
(RRC文庫)保坂和志 / ハレルヤ(book / used)
¥500
残り1点
International shipping available
RRC文庫
usedとなります。ご理解ください。
日向でのどかに眠っている子猫は、頭のてっぺんにベレー帽のように黒の柄があって、耳の片方が茶色、それから首を通って背中の途中まではずっと白で、背中のシッポに近い半分ぐらいのところに、四つ葉のクローバーのような形に黒と茶のブチが入っていて、白が基調だからポワポワしていて、とてもかわいかった(「生きる歓び」より)。
五月の晴れた日、谷中の墓地で出会った子猫には、母猫がいなかった。引き取り手は現れず、このままではカラスに襲われてしまう。うちで飼おうと病院に連れて行くと、特別な猫であることがわかった。この子は、神さまが連れてきてくれたに違いない――。
花ちゃんと名付けられた子猫が、元気に走り回るようになるまでを描いた「生きる歓び」。それから十八年八カ月後、花ちゃんとの別れが語られる「ハレルヤ」。
青春時代を振り返り川端康成文学を受賞した「こことよそ」と「十三夜のコインランドリー」も収録。大切な存在との出会いと別れ、生と死、喜びと悲しみが詰まった傑作短編集。(解説・湯浅学)
最近チェックした商品
同じカテゴリの商品
その他の商品
